前回は膝が伸びない原因をさらに詳しく考えてみました。
今回は対策を考えていきます。


その1
ダンスシューズを履いて膝を伸ばすには柔軟性が足りない

このタイプはどちらかというと男性に多いかなと思います。太ももの裏側や足首が硬くて膝が伸びていない事が多いので踊る練習よりもストレッチをした方が効果的です。

ただし、ここに当てはまる方はストレッチすると結構痛い事が多いと思いますので、まずは太ももだったらストレッチポールやテニスボールなどを使ってほぐしてからストレッチすると良いでしょう。


その2
ダンスシューズを履いて膝を伸ばしたまま立ち続ける筋力が足りない

このタイプは初心者の方、高齢者の方に多いです。スクワットや足首のトレーニングも効果的です。高齢の方だったらダンスシューズを履いて動く時間を徐々に増やしていくのもいいかもしれませんね。


その3
膝を伸ばしたときに立てるバランスがわからない

このタイプは上半身が前につっこんでいたり、骨盤が後ろに倒れているのを膝を曲げることでカバーしています。チャチャチャやルンバでは、膝を伸ばして踊れるのにサンバは膝が伸ばせない!という人はこれが多いですね。

自分の姿勢やバランスを見直す事で膝を伸ばして踊る事ができるようになります。キチンとかかとを床について踊っているか?上体前につっこんでいないか?お腹はしまえてる?などを鏡で姿をチェックして練習しましょう。バランスを自分で見直すのはなかなか難しいので、可能なら先生の助けを得た方が早いかもしれません。

その4
音楽の速さに膝を伸ばすスピードが間に合っていない

このタイプは行っている動作はあっているけれど、ビートバリューを理解していません。

曲の速さに間に合わせる練習がまず必要!初心者の方ならとにかく曲のスピードに間に合うようにまず動いてみるのも効果的です。ベテラン勢は、音楽のスピードで歩幅・その動作の幅で動くことが可能なのか、ということも考えてみましょう。特に&カウントなどの時間が短いところは出せる歩幅・できる動作に限りがあります。

たまにチャチャチャのシャッセをすごい広い歩幅で踊っていて「先生!膝がうまく伸ばせません!」という方がいますが、歩幅を少し押さえることですんなり伸ばせるようになります。


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