「先生の言ってる事は分かるけど、この前のレッスンと言ってる事が全然違うなぁ。」「この間はこうやってって言ったのに。今日は反対のことを注意をされたなぁ。」この記事が気になって読んでくれた方はきっとこういう経験があるのでしょう。


私もありますとも!
「言う事がコロコロ変わって適当なんだから〜!」と、そういう話ではありません。実はこういうことが上達していく中でよく発生します。 たとえば、スタンダード。


競技会やデモンストレーションでキレイに踊るためには、良いポスチャー(姿勢)を保たなければいけません。一方で、ダイナミックさを表現したり競技会で目立つ為には歩幅を広げていくことも必要 。しかし、この二つは両立が難しく、姿勢を直せば歩幅が小さくなり、歩幅を大きくすれば姿勢が崩れてしまいがち、、、。


なので、二つを一度にまとめて練習はできず、姿勢の練習をするときには多少歩幅が小さくなっても目をつぶり、ひたすら姿勢のみを練習します。そうして姿勢が良くなってきた頃、やっと今度は歩幅についてのレッスンできるのです。やはり歩幅を大きくすれば姿勢は崩れますが、姿勢に関してはすでに練習してあるので、初めの頃よりも良い状態で踊ることができます。


このように一度にまとめて練習できないようなことはテーマを絞って練習します。テーマ以外の他の要素は一旦捨て置き、一つの動作の習得に集中します。そうして一つできるようになったらまた他のテーマをやる、というように徐々にダンスの質をあげていきます。


一つのテーマに絞って練習し、ある程度上達するとテーマが変わる。だいたいこのテーマが変わるときに「先生、前回のレッスンと逆のことを言ってない?」という現象が起こります。



たとえば、
〈前回のレッスンの注意〉
進まなくてもいいからとにかく姿勢をキレイに!


〈今回のレッスンの注意〉
姿勢が崩れてもいいから大きく進め!


注意点だけ聞くと前回と今回のレッスンは真逆のテーマ。ですが、先程説明したように上達するとテーマは変わります。


しかし、おそらく先生の中では「前回のレッスンでは姿勢を練習した。姿勢については良くなったから、今度は歩幅を広げたい。少し姿勢が崩れても以前のようにはならないだろうから、今回のレッスンでは姿勢はあまり気にせず、大きく進むことに集中して練習しよう!」と言うことなのです。


この説明を先生が省略している場合も結構ある。まぁ説明があった方が親切ではあるよね。とはいえ、何度も同じ説明をしていたのに生徒さんがあまりきちんと聞いていない・覚えていないというケースも非常に多いのでどちらに原因があるかは一概に言えないですね。


先生の注意が前回のレッスンと真逆だった場合、自分達のダンスが変化したからそれに対応して注意も変わった。という事です。「前回までの注意については良くなったから〜」と説明があるかどうかは先生によって違いますが『段階によってテーマは変わるもの』ということを心の片隅に置いてレッスンを受けると混乱せずにすみます!



ただ、レッスンで指摘された注意点や提案された練習のテーマが納得のいかない場合は、先生に直接聞いてみるのが良いと思います。納得できずもやもやしたまま練習するより、ハッキリ理解してから練習した方が集中しやすいからね!


あとは先生の中で「このテーマがブーム!」みたいなのがある事も。この場合は前のレッスンとの関連がないこともあります。


このテーマは先生のマイブームなのでは?と思ったら尚更、テーマについて掘り下げて聞いてみることが必要です。なぜその方法が良いのか、前回までのレッスンとの相違点、前回までのレッスンのテーマと両立は可能な事なのか、デメリットはあるのか、などを押さえておくと他のテーマとぶつかった(一緒に練習できない)ときにどちらを取るか判断しやすいです。



逆にずーっと同じことしか注意されていない人は踊りが変わっていない、注意されたことができていない可能性もあります。「また同じ注意されちゃったな」「気をつけているのに上手くできない」という場合も、先生に相談するのが良いです。単純に練習量が足りてないケースもありますがその場合も言ってもらった方が早いよね。早く次のテーマに行けるように頑張りましょう!



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