社交ダンスではナチュラルな動作が良いとされています。いかに不自然なく自然に動けるか、、、という部分が重要とされています。そもそも「自然」とはどういうことなんでしょう?いろいろな要素を考えることができます。


重要なのは重力の存在です。地球上に生きる我々は重力という縛りの中で動いています。高いところにあるものは下に落下する。これは「自然」なことですね。ダンスにおける「自然」とはこの物理現象に逆らわずに動くこととも考えることができます。


例えば、踊る時の姿勢。肩が上がっている人が不自然に見えるのは、その人の肩が重力に逆らっているから。顎の角度が床に垂直でない人が不自然に見えるのは、重力の方向と実際に顎が向いている角度がズレているから。


さて、完全に重力に任せてしまうと人は立ち上がることもできません。普段歩く時は、地面からの反力を使い身体を起立させています。これもまた自然な動作といえると思う。とはいえ基本的には、重力に逆らう=無駄な力となってしまい不自然に見えてしまうことが多いんじゃないかな。


難しいのはダンスの中にはそもそも自然じゃないよね?ということもたくさん出てくるということです(笑)


例えばスタンダードのホールド。あんなに腕を持ち上げて動くこと自体、自然と言えないよね。でも、その美しい形を保ったまま重力に逆らわず二人が動いていく様は確かに自然に見える。


ルンバウォークにしても普段はあんな歩きかたはしない(笑)でもトップダンサーが歩く姿はスムーズで本当に自然に見える。うーん難しい、、、、


個人的にはダンスの時の自然と、日常生活の自然は異なるものかなと思います。「社交ダンスの動作における自然」と捉えた方が良いかも。僕も先生と


「自然にやるとそうなるでしょ!!」
「、、、、なりませんねぇ、、、」


というやり取りは何度もしてるからね(笑)そもそも日常生活であんなふうに動かないし!!


とりあえずの対処法ですが、なんか不自然!!と言われてしまった時は重力に逆らっていないかチェックしてみるのが効果的かなとは思います。後は日々研究ですね。





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