先日、理事会へ行ってきたよーというお話を書いたついでに選手会について書いてみようと思います。

どのプロスポーツも、競技会を開催する主催者、競技をする選手、観戦に来るファン、これらが共存することにより成り立ちます。主催者や上部団体、観客に対して、選手個々人では難しいところを、選手で協力して対応していこう!というのが選手会です。


1番メジャーなところはプロ野球の選手会かな。契約更新の際に選手の不利益にならないように働きかけたり、また試合のないタイミングでファン感謝祭をしたりというのがニュースになったりしていますね。会社でいうと労働組合のようなポジションです。もちろん選手会側も運営側もダンス業界を発展させたい、観客を楽しませたいという目的は同じはずなので対立構造とはなっていません。


ただ選手会は選手を守る必要があるし、運営側は組織の理念に従って動くのでしばしば対立することはあります。ファンがいるから成り立つのはもちろんのこと、競技会を開催してくれるから選手は競技会に参加できる、選手が参加してくれるから運営が成り立つ、持ちつ持たれつの関係ですね。


僕個人としては、競技ダンスにおけるプロ選手会というのは非常に重要なものだと認識しています。競技ダンスというものは他のスポーツ以上に審判によって結果が左右されます。絶対的な審査基準がなく審査員の主観でジャッジするからです。運営している方々はほぼ全員、審査員資格を持っています。


運営=審査員ですので、選手個人が運営側を批判すると競技成績を悪くつけられたりする可能性があります。審査員がこのようなことをしてしまうと競技として成り立たなくなってしまうのですが、そのような話をこの業界では良く耳にします。そういったことが起こらないように、運営側には選手会を通して様々な要望、意見を伝えるようにしています。


選手会と運営側の問題は、過去に試合のボイコットにまで発展しています。今回はここまで!


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