競技ダンス・社交ダンスの衣装の燕尾服は通常の礼服とは異なり、肘をあげても肩があがらない・激しく動いてもシャツが出ないなどスポーツウェアとしての一面も兼ね備えたものになっています。競技選手(スタンダード)であれば、上位級では燕尾服を着るのが一般的です。


また、競技会には出ずともデモンストレーションの機会が多い方も自前の燕尾服を持っていたりします。レンタルもありますが、着る回数が多いなら買ってしまう方が安いしサイズの合っているものの方がカッコよく決まりますよね!


さて、社交ダンス・競技ダンス用の燕尾服が欲しい!と思ったとき、手段は以下の4つになります。


中古品
メリットはとにかく安い!始めたばかりで金銭的に余裕がない、けど試合で燕尾服を着たい!という方はコレ。学生の下級生は始めは上級生やOBのおさがりを着ている子も多いです。
デメリットはサイズが合ったものを手に入れるのが難しい。燕尾服は流行りの形などもあるので、型が古い等かな。


既製品
新品で買えるものの中では一番安い。標準体型の方は既製品でもキレイなラインが出るかも。納期もかからないのですぐに使用できるのもメリット。デメリットはサイズの調整が出来ないので、体型によってはキレイなラインが出にくい。


イージーオーダー
既製品の型紙から作成。サイズの調整が可能。既製品よりキレイなラインが出やすい。仮縫いのある場合はより細かく調整が効く。値段はフルオーダーの次に高い。デメリットは納品に少し時間がかかる。


フルオーダー
細かく採寸した上で型紙から自分のサイズで作成。一番キレイなラインが出やすい。デメリットは値段が高い・納品に時間がかかる。


燕尾服が必要なのは一回だけ、と言う方はレンタルも考慮してみても良いでしょう。


レンタル
ショップからのレンタルはデモンストレーションに使用する場合のみOK!競技でレンタルしたい場合は知り合いなどのツテを使えば借りられるかもしれません。競技会に出る人はたいてい自前のを持っているのでレンタルで選べるサイズは少なめ。


燕尾服を選ぶ際、可能であれば先生に見てもらいましょう。燕尾服のシルエットにも流行り廃りが存在しています。また、背中のラインは自分では見えないので燕尾服を着用してホールドした姿をチェックしてもらいましょう。


オーダーする場合も先生に見てもらい、良いホールドの形で燕尾服を仕立てて貰うと良いです。そうすると良いホールドの位置に腕が上げやすいように燕尾服自体が出来ているのでホールドが崩れそうになったときに燕尾服が助けてくれます。


また、燕尾服の値段には基本的にシャツと小物は入っていませんのでご注意ください。シャツやカラー、カフス、蝶ネクタイなどの小物一式もそろえないといけないのでプラス3~5万は予算を見ておくと安心です。


予算と機能性を見て、自分に合った燕尾服を手に入れたいですね!参考までに下記に燕尾服を取り扱っているメーカーのリンクを載せておきます。


燕尾服メーカーのリンク
テーラーまなべ(麻戸先生の今着ている燕尾服はまなべさんです)
タカ・ダンスファッション(オーダー関係のリンクがなかったのでレンタルです)


麻戸先生が燕尾服を新調したときのブログも読んでみてね~!



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