ダンサー友達が多いまじめな生徒さんや周りが気になる人がよく陥るのが「アドバイスを聞きすぎて何をしたらいいか分からなくなる」という状態。


誰々さんにこう言われた。サークル仲間にこう言われた。などなど、レッスンをしているとたくさん聞きます。さらには、お友達の誰々さんがレッスンのときにこう言われたそうなのですが、私もコレやるべきですか?と他の人の課題まで自分の課題にしてしまう人も。


アドバイスを聞くこと、参考にすることはとてもいいことだと思います。でも一度に全部練習して習得するのは、相当センスがあれば可能かもしれないけど、多くの人は無理だよね。


レッスンで言われて姿勢をキープする練習をしていたら、競技仲間に歩幅が小さいと言われた。じゃあ歩幅を大きくして踊ってみよう!歩幅を大きくしてみたら、もっと傾きをつけろってサークルの先輩に言われたから、今度は傾きをつけよう。とやっているうちに、最初の課題だった姿勢をキープすることはすっかり忘れていて、次のレッスンでまた同じことを言われる。なんてことはあるあるですね。


そもそも教えるということは情報をたくさん与えればいいという訳ではありません。あなたの先生は、あなたの歩幅が小さいことも傾きが少ないのも、なんならその他のできてないこともおそらく分かっていますよ。だって、いつもレッスンで見てるからね!色々分かった上でその課題を与えているのです。


あたりまえですが、生徒さんは先生から見ればできてないこと、足りない事だらけです。たくさんの足りないことの中から今のあなたにとって一番効果的な課題を先生が選んで教えてくれているのです。


今、トライした方がいいこと以外は余計な情報なので言わないだけです。多すぎる情報は何が重要かを分かりにくくさせ、混乱を招きます。


教える側としてはたくさん情報を与えた方が安心なので、情報を与えすぎないということは難しいです。ですが、課題に集中してトライしてもらうために頑張って削ります。そしてその課題がある程度習得できてたら、次はコレを!と段階を踏んで教えるべく考えているのです。


一方、まわりの人は別にあなたを上手くする義務はないので、たくさんの足りない部分を思いつくままに口にしてきます。どうやったら上手くなるか、どんな順番で物事を習得したほうが効率がいいかということはおそらく全く考えていません。場合によっては、ただ自分の知識をひけらかしたいがためにアドバイスをしてくる人もいます。


もちろん、中には真剣にあなたの事を思ってアドバイスしてくれる人もいますが、キチンと自分の事を考えてくれる人か見分けましょう。アドバイスに対して意見を述べたり、思っていることを伝えても、私達の意見を尊重しながら一緒に方法を考えてくれる人に習えれば良いですよね。


もちろん数あるアドバイスの中に何か重大なヒントがあるかもしれません。とにかくたくさんの情報を集めて、自分に必要な情報をかぎ分けていく、、、センスがある人ならその方法が上手くいくのでは、と思います。


色々な角度から物事を見るのは良いことです。結論としては、色々アドバイスされて混乱してしまう場合は、自分の信じる人を決めよう!誰でも彼でもアドバイスを聞かない、ということです。



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