ロンドンの夜の練習会。混んでて上手く踊れなかったよ~!どうやって踊るスペースを作るの?とジェイ先生に相談したら、その日のレッスンテーマはフロアクラフト(フロアの位置取り・周り方のこと)に。ブラックプールで踊るとき用のフロアクラフトと最初の立ち位置をジェイ先生に教えてもらいました。



「みんな、踊り始めの位置のまわりにスペースがあればいいと思っているけど違う。踊るときにスペースがないといけない。フロアクラフトが上手にできれば、ダンスが良く踊れる。だからとーっても大事!!」と最初に先生に念を押されつつ、解説へ。フロアの図を書きつつ細かく教えてくれました。



「まず、ブラックプールでは踊ってはいけない位置がある!」「え゛っ!!」「暗いところ。背番号が見えない。から(ジャッジは)見ない。」「あ~!(納得)」さらに具体的に話は進みます。



チャチャチャは短辺の正面に向けて踊る。多くのカップルが長辺の観客に向けて踊る。なので最初は良いが、踊りはじめるとスペースがなくなる。短辺から踊りはじめれば、曲が進むに連れて段々みんな外側へ移動するのでスペースが空いてくる。ルンバも同じ位置。ただルンバは移動が少ないから同じ位置だったら長辺を向いて初めてもOK。



フロアの外側に行きすぎてもいけない。ジャッジに近すぎると見ない。これは知ってたけど、スタジオで実践したときに、ココまでしか来ちゃダメ。と言われたところが思ったよりもかなりフロアの内側でした。こんなにーー!!外側行き過ぎてたよ。



おもしろいなと思ったのはサンバとパソ!!ラウンドダンスなのでスタンダードでいつもまこ先生に教わっているフロアクラフトと基本は同じでした。コーナーに行きすぎないでひし形っぽくフロア周るとかね。



その情報にプラスして、ブラックプールのフロアは長辺側がとても長いので、長辺の真ん中あたりから始めなさい。というアドバイスが。ジャッジはコーナーを見る。正面は見ないよ。長辺の始まりから踊るとコーナーに行かないうちにルーティンが終わってしまう。真ん中からスタートすればコーナーを二つ周れる。とのこと。なるほど!!



実際に試合で実践してみると、すごいスペースがあって踊りやすい!!!!二年前に出場したときはコレを知らなかったので結構踊るスペースがなくて大変でした。



さらに、ブラックプールで観戦しているときに気にしてみていたら、上手い選手は教えてもらったフロアクラフトで踊っている人が多かったです。やっぱり、上手い人は色々と計算されているんだなぁ。



フロアクラフトは今まで考えてはいたのですが、色々視点が増えたので日本の試合でももっと工夫できそうな気がするな。麻戸先生と相談してトライしてみようと思います。



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