日曜日には大阪で学生の夏の全日本戦が行われていたようです。
弘前大学の学生も出場し、頑張っていたようで嬉しいです。青森から大阪は移動するだけでもお金も時間もかかり大変だよね、、、
4年生にとっては最後の全日本ということもあり、様々な思いで試合に臨んでいたと思います。


ちょっと可哀そうだなと思うのが試合の進め方。学生の競技会は出場人数、時間の制約もあるので厳しいのは分かるのですが、選手のピックアップ数がかなりシビアなのです。


通常の試合は競技ルールで半数以上の選手を落としてはいけないことになっています。
例えば組出場している選手が150組いたとします。本来ならば


一次予選で150から80
2次予選で80から48
3次予選で48から24
4次予選で24から12
準決勝12
決勝6


というように選手を絞っていきます。必ず半数以上の選手が次のラウンドに進めるようにピックアップする人数を調整していきます。これは、審査員の見落とし防止、一組あたりの審査時間の確保など、正確に審査する為のルールと言えるでしょう。


それに対して学生の全日本は時間の関係で予選を増やすことができないのでしょう。ラウンドが一つ少ないのです。つまり、半数以上の数を落としていきます。例えば下記のような感じ。


1次予選で150から75
2次予選で75から36
3次予選で36から12(ここがエグイ。本来ならば18組ピックアップ。3分の2が落ちる)
準決12
決勝6


これは夏全も冬全も同じだった気がします。
少ない審査時間で、正確に審査するのは審査員の先生方も非常に苦労することと思います。プロの試合でも、外国人の審査員から「ヒートの人数に対して曲がかかる時間が短すぎて審査しきれない」とクレームが入ることもあるそうです。1流といえど、正確に審査するのはそれだけ大変なんです。


何よりそういった境遇の中で4年間の集大成を踊り、不本意な成績だった子達は悔いが残ってしまうよね。何か改善できる方法があれば良いのになぁ、、、


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