ダンスの競技会ではどんな曲が流れるか分かりません。でも世界の一流のダンサーは「この曲がかかるの知っていたんじゃないの!?」と思うほどばっちりと演技してくることがあります。


もちろん知っている曲だったということもあるでしょう。でもそれだけでなく、音楽のセオリーを知っていると合わせやすくなります。


多くの場合、4小節のイントロからはじまります。また8小節で一区切りになっています。例えば


イントロが
1234 2234 3234 4234


続いてフレーズが
1234 2234 3234 4234 5234 6234 7234 8234
となります。


どこで踊り始めるのが良いかというと、フレーズの頭、1234の1で踊り始めるのが1番良いでしょう。もしチャチャチャをオープンヒップツイストから踊り始めるならば、イントロの最後、4234&の4&からロックステップを踊り出すのがベストと考えられます。


これがスローフォックストロットならば?イントロの最後、4234の4が予備歩となり、1234がフェザーステップとなります。


音楽がかかり始めてもすぐにおどり出さない場合があるのはこの為です。男性がなんかウロウロしていたりしますが、あれはカッコつけつつも音楽のスタートを聞いているんですね。あるタイミングで全てのダンサーが一斉に踊り出す。


ハイレベルな試合を観戦していると良く目にする光景ですが、これも音楽に理由があるのです。フロア上のダンサー全てが、このタイミングでフレーズの1がくることを知っていて、そこを狙って踊り出してくるのです。


これはスタンダードの方が分かりやすいかな?試合を見ているとワルツのナチュラルターンを踊り出すタイミングはみんな一緒だもんね。スローフォックストロットやタンゴも同様です。


もちろんこのセオリーに当てはまらない音楽もたくさんあるので要注意ではありますが、これを知っておくとかなり便利です。逆張りでセオリー無視で誰よりも早く動くというのも戦略としてはアリだし、幅が広がると思います。


そして実はこれ、競技会だけでなくダンスタイムでも使えます。より音楽にのりやすくなると思いますので試して見てね~!


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